以前投稿したようにMarvelousDesigner(以下MD)で作った服はDazStudio(以下DS)のdForceだとあまり良い結果にならないので最近はMDでクロスシミュレーションまで行ってDSでレンダリングしています。
ほかの方の投稿でポーズがずれるとの話もありましたのでDSのポーズをMDに持っていく私なりの手順を紹介したいと思います。この方法はポーズのずれはありませんが、いくつかの問題点を含んでいますので実行する場合は最後まで読んでからにしてください。
ざっくり説明すると、ポーズをとらせたDSのフィギュアをOBJで出力し、MDでOBJインポートからモーフ形状として読み込ませる、です。
詳細
前提として、DSのフィギュアをMDのアバターに設定し服も完成しているものとします。
1.DSでMDのアバターに設定しているフィギュアとおなじものに好みのポーズをとらせOBJ形式で出力する。
※サブディビジョンレベルと出力時のサイズもアバターに合わせる。
2.MDで[インポート]→[OBJ]で1のOBJフィギュアを選び、
オブジェクトタイプを[モーフ形状として読み込み]にして読み込む。
※設定例として図1
3.フィギュアが変形していくのでシミュレーションが終わるまで待つ。
4.シミュレーション結果の服をOBJで出力してDSに持っていく。
以上です。
この方法にはいくつか問題点があります。
1.動画には使えない。ポーズアニメーションを読み込んでいる訳ではないので当然ではあるのですが。
2.ポーズ変更中にアバターの末端部(主に腕)が著しく変形する。図2を参照。
あくまでモーフによる変形なのでボーンを無視しがちです。
経験でいうと十分袖は袖から腕がはみ出る可能性があり、五分袖なら概ね大丈夫。
対処方法としてDSのTimelineを利用してポージング途中のOBJを出力して
最終ポーズを読み込ませる前に読み込ませる方法があります。
3.ポーズ適用後保存したプロジェクトファイルからアバターが消える。
理由はわかりませんがMDの保存したプロジェクトファイルを開くとアバターだけ無くなっています。
アバターにポーズをとらせる前にプロジェクトを別名保存することを推奨します。
保存したプロジェクトファイルで服の微調整を行う場合、ポーズ後のフィギュアOBJを読み込めば可能です。
解説はここまで。
今回作った服はロングワンピース。
最初はアクセサリや重ね着でお出かけ服なのがコンビニくらいまでなら行ける服を経て寝間着になる感じの。